2010年01月11日-01月15日
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中国、昨年621カ所で地下資源を発見

2010年01月22日

 国土資源部は昨年の鉱物資源調査で、新たに621カ所の地下資源を発見するという目覚しい成果を挙げた。うち159カ所が大型の地下資源で、これらを開発利用することで大幅に中国の資源問題が緩和される。国土資源部の張洪涛総工程師が15日に開かれた「地質鉱物調査重要成果発表会」で明らかにした。科技日報が21日伝えた。

 鉄鉱石資源の推定埋蔵量50億トン近くのうち、10億トンが昨年可採埋蔵量と確認され、さらに開発を進めるための重要な資源データとなっている。

 新疆や山西、内蒙古などの地域で昨年、石炭資源の推定埋蔵量1500億トン近くが発見された。中央地質調査基金が行った内蒙古・東勝炭田の艾来五庫溝から台吉召までの区間の全面調査は8ヵ月もかからずに作業を終え、201億トンの超大型炭田が明らかになった。新疆東部の石炭資源調査では淖毛湖や三塘湖など5つの推定地域で新たに1117億トンの石炭が確認された。

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