2010年01月18日-01月22日
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国内最先端のセンサー利用交通システム 無錫に登場

2010年01月28日

 最近、注目を集めているセンサー技術が、中国初のユビキタスネットワーク都市である無錫市(江蘇省)で民用化の歩みを加速させている。同市公共交通部門によると、同 市ではまったく新しいインテリジェント公共交通システムが運営をスタートしており、機能や設備水準は国内のどの都市をも上回るという。中新網が27日伝えた。

 無錫市公共交通株式有限公司の責任者によると、センサー技術利用のインテリジェント公共交通システムは全部で12のサブシステムからなり、ネットワーク通信、地理情報システム(GIS)、全 地球測位システム(GPS)、電子制御などのツールを総合的に運用し、インテリジェント機能による運行調整、電子バス停標識の発行、ICカードによる料金徴収、統合基幹業務システム(ERP)な どを一体化したインテリジェントプラットフォームだ。

 同公司の調整センターには、発光ダイオード(LED)バックライトを搭載した無錫市の地図スクリーンがあり、公共バスの路線図や運行状況が一目でわかるようになっている。モニターバスが路線を走り、道 路の混み具合や各車両の内部の様子をリアルタイムでチェックすることができる。また停留所の通過状況、運行速度、運転手の操作状況といった細かい情報もすぐに把握できるようになっている。

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