日本の三菱自動車の技術を導入し、中国が自主製造した初の自動車用自動変速機(AT)が1日、ハルピン東安汽車発動機製造有限公司でラインオフした。同公司はこれにより、自動車用エンジン、手動変速機( MT)、自動変速機の製造技術を持つ国内初のメーカーとなった。新華網が1日に伝えた。
同公司の自動変速機プロジェクトは、投資総額20億元、年間生産数は30万セットとなる計画だ。プロジェクトの1期建設はすでに予定通り竣工し、現在は年間15万セットの生産能力を有する。自 動変速機は4AT、5ATの2シリーズに分けられ、技術的には6ATまでグレードアップする事が可能だ。
今回ラインオフした自動変速機は、構造がコンパクトで軽量、騒音が少なく、操作性が良いなどの特徴があり、快適性・動力性・経済性をかねそろえている。適切なエンジンと組み合わせることで、国 家第3段階燃費法規・排出量要求を満たすことができ、1.3L-2.4Lエンジンに対応することができる。