2010年02月15日-02月19日
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電子ブックで台湾と初の協力協議へ

2010年02月24日

 海峡両岸(大陸部と台湾)の電気通信業界と電子業界は近く、電子ブック事業提携計画について初の協議を行う。台湾側が3月初めに大陸に赴、中国移動(チャイナ・モバイル)、北大方正、漢 王など大陸部の電気通信業や大手電子ブックメーカーと電子ブック事業提携について話し合う。双方が電子ブック産業で一連の協力ができないか探るため接触を持つのは初めて。中国新聞社が23日伝えた。

 台湾が作成した「電気通信発展計画」では、大陸部との電子ブックでの提携を今年の重要業務としている。今回訪問予定の台湾の「ネットワーク通信科技計画(NCP)グループ」には、NCP召集人・林 宝樹氏をはじめ、「経済部」役員、中華電信、春水堂、工業技術研究院、電子ブックメーカーなどが含まれ、中国移動や北大方正、漢王などの企業トップと会談し、双方の電気通信業や電子ブックメーカー、出 版社による電子ブック事業提携に向けた方向性を決める計画だ。

 それに続いて6月には大陸部で開催予定の「両岸通信産業交流・協力会議」で電子ブックを両岸協力プロジェクトに組み入れ、年内に「両岸基準フォーラム」を開き、電 子ブックを両岸が定める共通基準項目の中に盛り込む予定。

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