科技部は24日、中国西部には現在、11の企業国家重点実験室を含む44の国家重点実験室が建設され、省と科技部が共同建設した国家重点実験室育成基地は28カ所に及び、西 部の重要科技革新とハイテク産業の発展を担う「リーダー」と「孵化器」の役割を果たしている。新華社のウェブサイト「新華網」が24日伝えた。
国家重点実験室は中国の科技革新体系の重要な構成部分として基礎研究の水準向上や応用、優秀な科学者の育成、ハイレベルな学術交流を展開する重要基地だ。
科技部基礎研究司の葉玉江司長によると、1985年に国が認可して蘭州大学に設立された応用有機化学国家重点実験室(2003年に功能有機分子化学国家重点実験室に改名)が 西部に建設された第1号の国家重点実験室という。2000年からの西部大開発実施に伴い、国は西部国家重点実験室の建設にさらに力を入れて取り組み、この10年で24の実験室建設を認可、経 費割当でも西部の実験室を重点的に支援してきた。例えば、2009年に西部国家重点実験室に割当てられた特別経費は4億6064万元で、実験室特別経費全体の17%にのぼる。