2010年03月01日-03月05日
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中国初の公益小型衛星「希望1号」、初のアマチュア無線通話を実現

2010年03月01日

 中国大陸部および香港・マカオ・台湾の青少年たちは2月28日午前、中国初の公益小型衛星「希望1号」を通じて、アマチュア無線通話を実現した。人民網が28日に伝えた。

 衛星「希望1号」は北京時間2月28日9時10分ごろ、中国上空の軌道に入った。北京、南京、広州、台北、香港、マカオのアマチュア無線通信会場に集まった少年たちは、それぞれの地方の方言で元宵節( 旧暦1月15日)の挨拶や新年の挨拶を交わした。

 この活動は中国科学技術協会、中国宇宙航空学会、中国無線電運動協会が共同で行ったもの。南京にメイン会場が設置され、北京、広州、台湾、香港、マカオには分会場が設けられた。

 中国宇宙航空学会の楊俊華副理事長(秘書長)によると、「希望一号」は09年12月15日に打ち上げられて以来、これまでに50カ国・地域のアマチュア無線愛好者たち60万人あまりが「希望1号」か らの信号(ビーコン)を受信し、衛星から送られてくる写真や映像はとても鮮明だという。

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