2010年03月01日-03月05日
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中国の農業関連特許出願件数、ここ10年で2倍に

2010年03月05日

 知的所有権の専門家によると、中国の農業に関する特許出願件数、特に遺伝子組み換え作物の特許出願件数はここ10年で飛躍的に増加したという。中国農業科学院農業知的所有権研究センター(CCIPA)の 統計によると、02年から08年までに、中国の農業関連の特許出願件数は4500件から9300件となり、2倍以上に増加した。科学網が5日に伝えた。

 この増加の背景には、一般特許出願の大幅な増加がある。中国の国家知識産権局(SIPO)が2月初めに発表した報告によると、09年、各部門から約100万件の特許出願が提出され、08年比18%増 だったという。

 世界知的所有権機構(WIPO)が2月8日に発表した報告もこの状況を表している。同報告によると、特許協力条約(PCT)に調印した国のうち、中国の出願数は5位にランクインしている。PCTとは、特 許をさまざまな国で同時申請できるという条約だ。中国のPCT出願件数は08年から09年までに29.7%増加し、国際特許出願は7800件に上った。

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