2010年03月08日-03月12日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年03月08日-03月12日 >  中国 科学技術の産業化実現は全体の5%足らず

中国 科学技術の産業化実現は全体の5%足らず

2010年03月08日

 第11期全国政治協商会議第3回会議は7日午後、第2回全体会議を開いた。全国政治協商会議の王志珍副主席(中国科学院院士)は発言の中で、「現在、中国における科学技術成果の転化率は約25%で、産 業化の割合は5%に満たない。先進国の転化率80%と比べると、大きな差がある。国の『科学技術成果転化促進条例』をできるだけ早く制定し、転化に伴うリスクの分担、収益分配、資金補助などについて、明 確に規定するべきだ」と述べた。「科技日報」が8日に伝えた。

 王副主席はまた、「中国の科学技術成果の転化率は先進国と比べて大幅に低い。この原因としては、▽科学技術成果の評価が『理論重視、実践軽視、学術重視、応用軽視』で あること▽合理性に欠けた収益分配メカニズム▽転化のためのサービス体系が完備されていない▽政策が完備されていない--などがあげられる」と述べた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます