13日に行われた第11期全国人民代表大会第3回会議の合同記者会見で、鉄道部の鄭健氏は、上海・杭州間モノレール建設プロジェクトが承認され、すでに踏み込んだ話し合いに入っていることを明らかにした。これは中国の中長期計画の中で唯一のモノレール路線で、上海の支線を含めると総延長約199.4キロメートルになる。 「第一財経日報」が14日伝えた。
上海・杭州間モノレール交通プロジェクトは06年に国務院により承認。総工費は約350億元。中国で現在運営しているモノレールは、長さ31キロメートルの上海浦東空港のモノレールだけだ。
一般的な中速・低速モノレールの時速は100キロ程度だが、上海・杭州間高速モノレールは時速430キロで、同済大学にテストラインを設け、ドイツの技術を導入し、国外の技術の消化・吸収に努めている。
同大鉄道・都市軌道交通研究院の孫章教授によると、モノレール建設の軌道部分は中国製、車両やボギー車などの設備は国外のものが中心という。