中国宇宙飛行士訓練センターの陳善広主任は16日、同センターが派遣した研究者が今月末にフランス、ドイツ、ロシアの5人とチームを組み、火星探査をシミュレーションする実験「火星-500」に 参加することを明らかにした。「北京科技報」が30日伝えた。
現在、ロシア人6人をはじめ、ベルギー、スイス、イタリア、中国から各1人ずつ志願者10人がこの実験への参加を希望している。彼らは2月23日にモスクワにあるバイオ医学問題研究所に到着、す でに実験前の研修に取り組んでいる。
今回の実験の定員はロシア3人、欧州2人、中国1人の6人。中国の志願者はすでに参加が確定しているが、他国の志願者は実験前の研修と身体検査でロシアの3人と欧州の1人のいずれかが落選することになる。