2010年03月29日-03月31日
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中関村で18の国家プロジェクトがスタート

2010年04月02日

 18の国家プロジェクトの始動式が1日、北京・中関村北部の産業集約地でまとめて執り行われた。総工費100億元以上。完成後は600-700億元の年間生産高が見込まれる。これで、中 関村の発展の新たなエンジンとなる北京市北部産業区の建設が全面的に始まった。中国新聞社が1日伝えた。

 北京市の郭金竜市長は始動式で、「今日、中関村北部産業集約地に入居した企業は、中国の自主革新の最高水準を代表する企業ばかりで、そ の多くのプロジェクトが科技部や中国科学院などから持続的な支援と指導を受け、世界の最先端を目指している」と述べた。

 中関村北部にまず入居したのは、中国科学院竜芯チップ、通信機器メーカーの華為通信、国核能源、電気通信メーカーの亜信科技、原子力エネルギーなど18のプロジェクトを進める企業で、そ の専門分野は集積回路や次世代ディスプレイ、光メカトロニクス、原子力発電など戦略的新興産業をほぼカバーしている。これらのプロジェクトは投資額が大きく、経済効果が高く、技術水準も高い。特 に中国科学院の竜芯CPUとレーザーディスプレイ、曙光スーパーコンピュータの3つのプロジェクトは現時点で中国を代表する最高水準の技術といえる。

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