2010年04月12日-04月16日
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大連 建物一体型太陽電池の生産ラインが稼動

2010年04月19日

 大連市初となる建物一体型太陽電池(BIPU)のモデル生産ラインが17日、生産をスタートした。多機能型太陽電池モジュールの生産ラインが稼動したのは、国内でも初となる。「大連日報」が 18日に伝えた。

 建物一体型太陽発電技術とは、建築物の外側表面に太陽電池モジュールを設置し、電力を提供するというもので、都市のビルや住宅、コミュニティ、大型広場、コ ンベンションセンターといった大中型建築物で幅広い応用が可能だ。

 専門家の予測によると、建物一体型太陽発電技術を採用したガラス屋根やカーテンウォールは、21世紀の太陽発電システム発展における新たなトレンドとなるという。

 大連皿能光電科技有限公司が建設したこの生産ラインでは、一般の太陽電池モジュールのほか、両面をガラスではさんだ太陽電池モジュール、ガ ラスカーテンウォール型太陽電池モジュールを生産することができる。生産ラインの設備とオートメーション化の水準は国内でもトップレベルとなっている。中でも、ガ ラスカーテンウォール型太陽電池モジュールの生産は知的所有権を有し、国内の空白を埋めることとなった。

 同生産ラインは年間25兆ワット分の太陽電池モジュールを生産でき、年間売上高は5億元に上る見込み。

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