2010年04月12日-04月16日
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国家測量局、青海地震被災地の最新3D地図を公表

2010年04月19日

 国家測量局は18日、青海省地震の玉樹被災地の最新の航空画像と3D動態地図を発表した。これまでで最も高画質の被災後の様子が映し出されている。人民網が18日伝えた。

 同局の合成開口レーダー(SAR)を搭載した航空機とデジタル航空カメラを搭載した航空機が17日午前、青海省の格爾木(ゴルムド)空港から玉樹被災地に向かい、解 像度0.2メートルのデジタル画像で200平方キロメートル、レーダ画像で800平方キロメートルの航空撮影を行った。最初に撮影されたレーダ画像は当日午後1時には北京に伝送されすぐに処理された。一方、デ ジタル画像は同日夜に航空機で北京に運ばれ処理された。

 スタッフの手際の良い作業により、国家測量局は翌18日午前に玉樹被災地の鮮明な航空画像を完成。被災地での救援指揮や計画決定、被害状況の確認・分析、再 建計画などに役立てるため各関係当局に提供された。同日午後、同局は17日に得た画像で3D地理情報システムを更新し、各方面に提供した。これら高画質の地図データは国家測量局公式サイト( www.sbsm.gov.cn)で公表され、ダウンロードできるようになっている。

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