2010年04月12日-04月16日
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上海万博の放射性物質検査装置を試運転へ

2010年04月22日

 上海万博会場で、中国原子能院が開発した放射性物質検査装置500台すべての取り付けと調整が上海万博安全保障部の要求に基づき行われ、20日から試運転を始めた。この設備はこれまでにも北京五輪や第11回全国運動会などの大型イベントで活躍してきた。「科技日報」が22日伝えた。

 今年1月以降、同院と北京核信鋭視安全技術有限公司はセキュリティ製品である放射性物質検査装置を手がける数多くのライバルと熾烈な競争を繰り広げ、上海万博の事業を見事落札。差し迫る万博開催に向け、時間との闘いが始まった。事業を滞りなく進めるため、同院は迅速にスタッフを配置、開発・生産に携わる全スタッフが春節(旧正月)休みを返上して生産に打ち込み、高い基準と厳しい要求を前に綿密な調整作業を行った。そして3月10日、すべての検査装置の品質と台数が確保され、上海万博会場への輸送が始まった。

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