2010年04月19日-04月23日
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昌江原子力発電所プロジェクトが正式に起工 海南

2010年04月26日

 中国核工業集団公司と中国華能集団有限公司の共同出資によって建設される海南省・昌江原子力発電所プロジェクトが25日、正式に起工した。「新華網」が25日に伝えた。

 同プロジェクトは海南省昌江県海尾鎮塘興村に位置し、海南省西部の工業回廊地帯に属する。北部湾に隣接し、大型の原発ユニット4基を設置できる。

 同プロジェクトは、中国核工業集団公司が独自開発した、知的所有権を有する「第2世代改良型」原発技術「CNP600」を採用している。秦山原発2期プロジェクトを参考に、6 5万キロワットの原子力発電ユニット2基を建設、1号ユニットは2014年末に発電がスタートする予定だ。投資総額は約190億元。

 推計によると、原子力発電ユニットは1年に7000時間稼動するとして計算すると、同レベルの設備容量の火力発電ユニットに比べ、標準石炭約260万トンを節約できるほか、二酸化炭素約780万トン、煤 煙約450トン、二酸化硫黄約1600トン、窒素酸化物約9700トンを減少させることができる。

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