レノボは19日、モバイルインターネット戦略を発表した。スマートフォン、スマートブック、ノートパソコンなど、モバイルインターネット端末各種を打ち出し、これまでのPC分野からモバイルインターネット分野へと業務を展開させていくという。「科技日報」が26日に伝えた。
レノボの柳伝志総裁によると、モバイルインターネット端末市場は5年以内に、従来のPC市場よりもさらに大きくなるという。柳総裁は「これは発展に向けた絶好のチャンスだ。レノボは今後、全身全霊を投入し、この市場を必ず勝ち取らなければならない。この一歩が遅れれば、取り返しがつかないことになるだろう」と述べる。
今回レノボが打ち出したモバイルインターネット端末のうち、スマートフォンの「楽Phone」は最も注目を集めている。PC・携帯分野でレノボが長年積み重ねてきた技術の集大成である「楽Phone」は、スマートフォンであるだけでなく、ユーザーにモバイルインターネット体験をもたらす次世代パソコンと言うことができる。
柳総裁は、「モバイルインターネット戦略は、レノボが業務拡大・転換を実現するための重要なイノベーションとなる」とし、競争相手としてアップルのiPhoneを挙げ、「背水の陣で戦いを挑む」と意気込みを表した。