2010年05月03日-05月07日
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国産レーダーシステムを初めて震災救援活動に投入

2010年05月05日

 14日午前7時49分に青海省玉樹県で発生した地震を受け、国家測量局国土測量司の張燕平司庁はこのほど、中国が独自に開発した新レーダーシステムを初めて青海地震の救援活動に応用したことを明らかにした。「中国経済週刊」が4日伝えた。

 今回の地震発生後、同局は航空機7機、「キング・エア」型機1機、「サイテーション」型機1機、高原型無人機5機を動員。デジタル航空カメラと合成開口レーダーシステムを航空機に搭載して高空撮影を行い、被災地の1枚目の画像を手に入れた。

 航空機搭載用の合成開口レーダーシステムは中国が独自に開発したもの。「もともと国外の技術を導入しようとしたが、この設備は国際輸送が禁止されている。中国の技術者が数年がかりでようやく開発に成功した。今回の地震はこの国産システムの初の実践訓練となったが、いい結果が出た」と張氏は紹介。このレーダーシステムは「サイテーション」型機に搭載された。

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