中国気象局はこのほど、3回目となる青蔵(チベット)高原での大気科学実験を正式にスタートした。国内外の研究機関と協力し、全国の技術資源と技術力を集め、全力でこの事業を展開していく方針だ。「 科技日報」が5日伝えた。
中国気象科学研究院の張人禾院長によると、今回3回目となるチベット高原での大気科学実験は、気象サービスや気候サービスの需要を満たし、中国の観測網の設置と数値予報における難題解決に力を入れ、気 象サービス水準を向上することを目的としている。今回の実験を通じて、地理的なメリットを十分生かしチベット高原での科学調査や科学実験、科学研究を積極的に推進し、ハイレベルな研究成果をはじめ、国 際的な高原気象分野の人材の育成と鍛錬につながることが期待されている。