鞍鋼集団公司は26日、支配株主である鞍山鋼鉄集団公司と攀鋼集団有限公司との再編計画が国有資産監督管理委員会(国資委)から承認を得たと発表した。 新華社が26日に伝えた。
再編後、新たに設立される鞍鋼集団公司は、鞍山鋼鉄集団公司と攀鋼集団有限公司の親会社となる。また、国資委は国務院を代表し、鞍鋼集団公司の出資者となる。鞍 山鋼鉄集団公司と攀鋼集団有限公司は鞍鋼集団公司の完全子会社となる。
鞍山鋼鉄集団公司と攀鋼集団有限公司は、国資委直属の鋼鉄連合企業4社のうちの2社だ。現在、鞍山鋼鉄集団の年間生産規模は2500万トン、攀鋼集団有限公司の年間生産規模は1000万トンで、2 社はそれぞれ豊富な鉄鉱石資源を有している。
このほど発表された国家「鋼鉄産業振興計画」によると、今後は鞍鋼集団による本鋼集団、東北特鋼集団の吸収合併を奨励し、2011年をめどに、宝鋼集団、鞍本集団、武鋼集団など、年 間生産規模が5000万トン以上の超大型鉄鋼企業を育成していく予定。新たな鞍鋼集団の設立後は、本鋼集団の実質的な合併吸収が行われ、生産規模が全国最大の鋼鉄企業になる見込み。