5日は「世界環境デー」となった。中国における今年の環境デーのテーマ「低炭素・排出削減、グリーンライフ」に合わせ、環境保護部が主催した「廃棄電器・電子製品の回収処理管理条例」の 宣伝活動始動式典が同日、北京で行われた。「科技日報」が6日に伝えた。
中国は、電器・電子製品の生産および消費大国だ。統計によると、中国におけるテレビ、冷蔵庫、洗濯機、パソコンの生産量は08年、それぞれ9015万台、4600万台、3900万台、1 億3800万台に上り、携帯電話の生産量は6億台に上った。専門家の推計によると、中国で淘汰される電気・電子製品の数は一年当たり1千万台に上るという。
環境保護部の張力軍副部長は始動式典において、「『条例』の実施は、中国における廃棄電器・電子製品の回収処理の規範化や、環境汚染の防止、資源総合利用の促進、健康の保障などにとって、重 要な意義を持つだろう」と述べた。
国務院が制定した同条例は2011年1月1日から正式に施行されるという。