2010年06月07日-06月11日
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基目の測位衛星「北斗」、静止軌道投入

2010年06月08日

 西安衛星観測センターは7日午後6時30分、先に打ち上げた4基目のナビゲーション衛星「北斗」に対し、2回目の軌道位置の調整を行い、正確に東経84.6度の赤道上空の静止軌道に投入した。人 民網が7日伝えた。

 4基目の北斗の技術は新しく、操作が難しいため、同センターでは観測計画を合理的に作成、衛星を正しい姿勢に移してから点火し、遠地点での軌道変更操作を行った。同センターはこれまでに、北 斗に対して1千回の遠隔操作指令を出し、ソーラーパネルや通信アンテナを開いたり、軌道変更のための遠地点でのエンジン点火など一連の難度の高い操作を行ってきた。

 同センターはさらに、4基目の北斗に対し第1代ナビゲーション、第2代ナビゲーション関連設備などのペイロードを開通し、衛 星が1日も早くナビゲーションサービスを提供できるよう確かな基礎を築く役割を担う。

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