「国際熱核融合実験炉（ITER）計画」の第6回理事会が16日、蘇州で開幕し、各方面から代表が参加した。ITER機構の設立以来、理事会がEU諸国と日本以外で開催されたのは今回が初となる。会 議では、ITERのハイレベル管理、組織構造、関連の業務進展、業務計画など、多くの重大な問題をめぐって検討・話し合いが行われる。「科技日報」が17日に伝えた。
今回の会議ではITER計画の中心となるITER計画基準の審査が行われ、意見が一致後、関連の規定が決定される見込み。
ITER計画の綱領となる同基準は、ITER計画の全体的な進度、総費用、技術規格書、プロジェクト管理などを含む数千の文書からなり、今後のITER計画実施の基礎となる。
ITER第6回理事会の開催にともない、「ITER計画と核融合科学普及展」が6月16日から25日にわたり、蘇州工業パークで開催されている。I TER計画と核融合エネルギーの発展について紹介することで、人々の核融合エネルギーへの認識とITER計画への興味を高めることが狙い。展示会場では、実物や模型、マルチメディア、写真、文字など、様 々な形を通じて、ITER計画とその発展が重点的に紹介されている。