2010年06月14日-06月18日
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中国の月探査計画に香港から5人が参加

2010年06月18日

 香港の科学者の国家月探査プロジェクトにおける役割が重要性を増してきている。研究者のうち5人が香港理工大学からだという。土壌採取装置を発明した容啓亮氏も最近プロジェクトに参与し、極 端な気温にも耐えられ、自動測位ができる精密カメラの開発を始めた。早ければ3年後に打ち上げられる中国の月探査機「嫦娥3号」に搭載され、月の真の姿を撮影・観測する見通し。科学網が7日伝えた。

 北京の香港学術交流センターの推薦により、より多くの香港の科学者が嫦娥月探査プロジェクトに関わってきている。ま もなく浸会大学学長に就任する香港理工大学副学長の陳新滋氏を国家月周回探査プロジェクトの科学応用専門委員として招聘。0 7年10月に嫦娥1号を打ち上げてからこれまでに少なくとも4回にわたり香港の学者がデータ研究に携わってきた。科技大学の天体物理学者、陳 炯林氏は嫦娥プロジェクトから得られたマイクロ波探査データから月には地球で1万年は使用できる100万トンもの再生可能エネルギー「ヘリウム3」があることを分析した。

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