中国航空工業集団公司(AVIC)石家庄飛機工業有限責任公司がこのほど明らかにしたところによると、中国初の独自の知財権をもつ、軽量の多目的水陸両用機「海鴎300」が今年8月に初フライトを行う。機 体と翼はすでにラインオフした。「科学時報」が23日伝えた。
「海鴎300」の技術は、欧米の同レベルの水陸両用機の水準に達している。AVIC石家庄飛機工業とAVIC特殊飛行機研究所が開発を手がけ、石家庄飛機工業がプロセスデザイン、機内設備の設計・製造、部 品生産、機体組み立て、テスト飛行などの任務を担当する。
同機の開発によって中国のゼネラル・アビエーション(GA)用航空機が充実、5トン以下の水陸両用機の空白を埋め、GA機の利用者に多目的に使え、先進性能で適応性が高い、低 コストの水陸両用機を提供する。