GPS技術革新戦略連盟が27日、上海に設立された。同連盟の任務は、国家戦略目標に照準を定め、中国の測位衛星「北斗(COMPASS)」および互換性のあるナビゲーションをはじめ、G PS端末および関連サービスの産業化を徐々に実現していくことにある。新華社のウェブサイト「新華網」が27日伝えた。
同連盟の理事長で上海交通大学電子情報電気工程学院常務副院長の郁文賢氏は「GPS応用産業には大きな潜在力があり、08年の生産高は約400億元にのぼった。2 015年には3000億元に達する見込みだ」と話す。
上海GPS技術革新戦略連盟は長期的な目標として、中国のGPS衛星「北斗(COMPASS)」および互換性のあるナビゲーションをはじめ、GPS端末および関連サービスの産業化を徐々に実現し、上 海および周辺地域におけるナビゲーションの産業化の歩みを加速し、中国独自の衛星測位システムを各業界に応用していく方針だ。
同産業連盟の設立後、上海および周辺地域にはナビゲーション分野に強い重点産業や研究所、大学が集まり、技術的な課題を克服し、業界内の資源共有を実現し、技術革新システムを構築していく。