首鋼京西重工(BWI)自動車部品工場の建設が27日、北京房山区で正式にスタートした。同プロジェクトの投資総額は約20億元、一期プロジェクトでは、来 年3月にサスペンションのサンプルを生産する計画だ。将来的には電気メッキ線やブレーキなどの自動車部品も生産していく。「中国網」が28日に伝えた。
BWIの方建一董事長によると、今回スタートしたのは房山区の一期プロジェクト・サスペンション工場の建設で、来年3月にはサンプル生産を予定している。現在決定している取引先はBMW、ア ウディなどのハイエンドブランドだ。
中国最大の鉄鋼メーカー、首都鉄鋼集団有限公司(首鋼)の朱継民董事長によると、同公司は今年末に北京での鋼鉄生産をストップし、今後は自動車部品、ハイエンド金属材料、ハ イエンド設備製造などが新たな主要産業となる。BWIは、首鋼の北京における新たな発展形態として、本部経済を支えていく。
BWIは首鋼、房山国有資産経営有限責任公司、宝安投資発展有限公司の共同投資によって設立され、首鋼が51%を出資した。
09年11月2日、BWIと米国の大手自動車部品メーカー・デルファイはデトロイトで契約に調印し、BWIがデルファイのシャシー部門(サスペンションやブレーキシステムなどを含む)を買収した。& lt; /p>