2010年07月01日-07月02日
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送電設備の除氷・点検を行う新型ロボットが誕生

2010年06月30日

 中国では近年、送電設備の氷害に何度も見舞われ、電力網の安全で信頼性ある運営に深刻な危害をもたらしてる。架空送電設備の除氷や点検を行うロボット(山東電力研究院が開発)が26日、審査を通過し、期 待を集めている。このロボットは、リモコン操作で、電線に氷結した氷を取り除いたり、点検作業を行うことができる。審査委員会は、この技術は世界トップレベルに達していると評価する。「科技日報」が29日伝えた。< /p>

 このロボットは本体が移動装置で、除氷道具を搭載し、可視光検出器や赤外線検査などの技術が用いられ、リモコン操作で簡単に電線の除氷や点検を行う。こ の技術が移動しながらの作業に応用されたのは国内で初めて。

 このロボットは電波障害に強いため、500キロボルト、1000アンペアの架空送電設備で作業を行う場合でも、安全性、信頼性、環境への適応性が高く、す でに山東電力超高圧公司と南方電網超高圧輸電公司が運営する送電設備での応用に成功している。

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