中国の極地観測船「雪竜」は4日、韓国・済州(チェジュ)島に短期間停留後、ベーリング海にある作業地点に向かった。新華社が4日伝えた。
チェジュ島に停留中、フランス、米国、フィンランド、エストニア、台湾の研究者6人が乗船し、今回の北極調査チームに加わった。すでに乗船していた米国人研究者1人を含め、中 国大陸部以外の研究者は7人になった。
第4次北極科学観測隊の呉軍隊長によると、中国大陸部以外の研究者は中国国家海洋局極地考察弁公室に書類を申請し、中国の北極科学観測目標に見合いさえすれば中国科学観測隊に参加できるという。
今回北極調査チームに参加している中国大陸部以外の研究者7人は主に海洋物理や化学、生態、海氷などを研究することになっている。
沈権船長によると、雪竜は1日に厦門(アモイ)を出発、12日頃にはベーリング海の最初の海洋調査地点に到着する予定。(編集KA)