2010年07月05日-07月09日
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北京、零下80度の血液貯蔵庫建設へ 10年間保存が可能

2010年07月06日

 北京市赤十字血液センターが4日に伝えたところによると、北京市では今年中に、マイナス80度の超低温血液冷凍貯蔵庫を建設するという。一般的な血液型の保存期間は10年間にまで延長され、1 万袋以上にのぼる血液を貯蔵できる。現在北京市では、希少な血液型についてのみ超低温冷凍を実施している。「京華時報」が伝えた。

 7-8月は献血者数が減る傾向にあるため、血液センターは4日、献血に関連する一連のイベントをスタートさせた。今月から9月までの間に献血に参加した人は、上 海万博のチケットが当たる可能性があるという。

 血液センターの劉江主任によると、血液の保存期間を延長させるため、北京市では今年中に血液の超低温冷凍貯蔵庫を建設する予定。これにより、献 血者が多い時期に採取した血液を超低温冷凍缶を用いてマイナス80度で冷凍保存し、献血者が少ない時期のニーズを満たしていく。血液は10年間まで保存することが可能。

 北京市血液センターの血液保存期間は現在、35日間であり、RHマイナスなどの希少血液型についてのみ、超低温冷凍を行っている。(編集SN)

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