2010年07月05日-07月09日
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中国のCEO、第一に「革新力」67% IBM調査

2010年07月09日

 IBMは7日、世界の主要企業のCEOを対象に行った調査「IBM Global CEO Study 2010」を発表した。それによると、世 界のCEOはグローバル化にストップがかかることはないとし、経済の原動力は徐々に発展途上国の市場にシフトし、政府が益々強大になり、監督が厳しくなるとの見方を示した。このため、世 界の経営環境はさらに脆弱化し、複雑で不確定になっていくという。こういった複雑な経営環境にいかに対応していくかという点で、中国のCEOは視線を企業の革新力に向けている。「科技日報」が9日伝えた。& lt; /p>

 2年ごとに発表される「IBM Global CEO Study 2010」は60カ国、33業界のCEO1500人以上を対象に実施。中国では22業界のCEO55人が調査に参加した。中 国のCEOは、経営環境が今後さらに複雑化する理由として、地域ごとのアンバランスな発展や消費者のニーズの変化、グローバル市場の波などをあげた。調査の結果、中 国の経営環境はどの国よりも複雑化すると予測される。

 複雑な経営環境にいかに対応するか、世界のCEOはいずれもリーダーと企業の革新力に目を向けている。なかでも中国では「革新力」を第一に選んだCEOが67%にのぼり、全体の60%を上回った。また、中 国のCEOは今後5年間で中国企業に影響を与える最も重要な要素として、「人材不足」「ビジネスモデルの転換」「持続可能な発展」をあげ、この3要素への注目度が全体の平均より高かった。

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