2010年07月12日-07月16日
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中国、エアコン技術で世界をリード

2010年07月16日

 「インバータ省エネ技術」や「低炭素で環境にやさしい技術」などが新たな競争ポイントとなっているエアコン業界において、中国メーカーが最新技術を手に入れた。15日に行われた「中国創造・世界製造業回復ハイレベルフォーラム」で、格力電器が開発した最新の世界トップレベルの技術が初公開された。この技術によって、中国のエアコン産業が世界をリードするのも夢ではなくなった。「科技日報」が16日伝えた。

 半世紀以上にわたる発展を経て、中国は世界第2のエアコン消費市場と世界第1のエアコン生産国となったが、エアコンメーカーの多くはいまだ技術導入から模倣への道を歩んでおり、生産規模は拡大する一方で、核心技術は依然として対外依存から抜け出せず、その総合力に至っては国際分業の末端を担っていた。

 格力電器は中国のエアコン業界で開発スタッフが最も多く、実験室や特許技術も揃っている、国内で最も早く省エネ技術の研究に取り組み始めた企業だ。1993年に研究チームを立ち上げ、最先端の省エネ技術を長期追跡、研究してきた。今年7月までに国家省エネ認証を取得した製品は4535点におよび、業界トップを誇る。3000項目以上の技術特許、うち発明特許は300以上で、開発した製品規格は7000種を上回る。

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