2010年07月19日-07月23日
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中国 2年以内に3Dテレビチャンネルが登場へ

2010年07月21日

 3Dテレビとは、テレビに立体視技術を応用したもので、2D映像しか視聴できない現在のテレビとは違い、立体視の仕組みを利用し、立体映像を生み出せることが特徴だ。「人民日報」が20日に伝えた。

 このほど行われた南アフリカワールドカップでは、FIFAがソニーの中継器材と設備を導入し、初のワールドカップ3D放送を実現した。中国中央電視台(CCTV)は国内で3D放送を試験的に行い、一部の視聴者が3D映像を一足先に体験した。

 国家広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局科学技術委員会の杜百川副主任は、「中国のテレビ制作機関はすでに、3Dテレビ番組を制作・放送する技術的条件をそろえている。1-2年後には、中国でも3Dテレビチャンネルが登場するだろう」と述べる。

 CCTVはワールドカップ期間中、FIFAから一部試合の3D放送権を購入した。もともとは映画館で試合を3D生中継する予定だったが、政策、技術、安全上などの理由から、CCTVメディア・プレス・センターなどで内部向けの試験放送をするにとどまった。

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