2010年07月19日-07月23日
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海外メディア 中国が2度目の衛星破壊テストを実施と報道

2010年07月22日

 米「フォーリンポリシー(Foreign Policy)」誌はこのほど、中国がミサイルで自国の衛星を破壊したと伝えた。この記事は簡潔なもので、当初はそれほど注目を集めていなかったが、中国の公式メディアが思いもよらず反応したため、ミサイルで衛星を破壊したのはここ3年間で2回目だと事実上認めたことになった。ロシア連邦政府が発行する「ロシア新聞」からの情報として、「環球網」が21日に伝えた。

 報道によると、中国国防部はこれについてコメントを出していないが、もし本当にミサイルで衛星を破壊したとすれば、今年1月11日のミサイル迎撃実験時に同時で行われた可能性が高い。
当時、米国の情報機関は、中国の領土内で2回のミサイル発射があり、2つとも宇宙で爆発したことを発見している。

 「ロシア新聞」は、中国が初めて自国の衛星を破壊するのに成功したのは07年1月11日だとしている。一方、米国とソ連は1980年代の初期に類似実験を行っているが、その破片が稼動中の軍用・民用衛星に影響を及ぼすことが心配されたため、両国はその後、同実験を停止した。

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