2010年08月02日-08月06日
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5基目の測位衛星「北斗」打ち上げに成功

2010年08月02日

 通算5基目となる測位衛星「北斗」が1日午前5時30分、四川省の西昌衛星発射センターから「長征3号甲」ロケットで打ち上げられ、予定軌道に投入された。今回の静止軌道衛星は中国が今年に入って打ち上げた3基目の北斗衛星測位システム。「中国新聞網」が1日に伝えた。

 中国衛星測位システム特別事業管理弁公室の担当者によると、北斗衛星測位システム(英名:COMPASS、中国語音名:BeiDou)は中国が自主開発し、独自に推進している全地球衛星測位システム。現在建設が進められている宇宙情報インフラは、経済社会の各分野で幅広い活用が期待されている。

 今回打ち上げられた衛星およびロケットはそれぞれ中国航天科技集団公司傘下の中国空間技術研究院と中国運搬ロケット技術研究院が開発したもので、「長征」ロケットシリーズにとって126回目の打ち上げとなった。

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