2010年08月02日-08月06日
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綿花に音楽を聞かせ増産 新疆

2010年08月03日

 新疆生産建設兵団は、「植物周波数コントロール技術」を使って5000ヘクタールの綿花畑で3年の実験を行い、平均収穫量を12.7%増やした。同技術は新しい農業技術で、その基本原理は、植物に特定周波数の音波を聞かせると、植物が自ら発する周波数と共振を起こし、光合成の効率が高まり、植物の生長・発育が促進される。これにより増産・増収につなげようというもの。人民網が1日伝えた。

 新疆生産建設兵団科技局は06年からこの技術を導入、08年に5000ヘクタールの綿花畑に応用した。

 この技術は、植物体内のエネルギー代謝のカギとなる物質、ATP(アデノシン三リン酸)の含有量を高め、光エネルギーの利用率を高め、綿花の栄養生長と生殖生長を促進することが栽培研究でわかっている。3年の実験で平均収穫量は12.7%増加した。

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