2010年08月02日-08月06日
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太陽嵐の来襲に注目集まる

2010年08月04日

 一部の内外メディアが3日に伝えた「太陽嵐が地球を襲い、世界各地で停電になる」という報道は、人々の高い関心を集めると共に、ネット上ではパニックが広がった。中国之声「新聞縦横」が4日伝えた。

 これについて、江蘇省天文学会の李旻秘書長は「今回の太陽嵐は比較的小さいもので、報道にあるように地球に大きな影響を与えることはない。それほど心配する必要はない」と語った。

 国家空間天気観測警報センターの薛炳森研究員も、同センターの観測では確かに太陽は新たな成長周期にあるが、3日に出現した太陽嵐はC3.2の比較的小規模なもので、観測では、太陽に黒点群が見えただけだと説明する。しかし、こういった科学者の説明は時に人々の恐怖心を抑えることができない。かえって災害をテーマにしたSF映画の太陽嵐のシーンが何度も記憶によみがえってきてしまうものだ。

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