2010年08月09日-08月13日
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中国が開発した漁業資源調査船がお目見え

2010年08月12日

 中国が設計と建造を手掛けた初の総合的な海洋漁業資源・環境科学調査船「南鋒号」がこのほど、進水に成功した。南鋒号は中国水産科学研究院南海水産研究所が7年がかりで開発した調査船で、今月3日に南中国海での科学調査任務に向かった。「科学日報」が12日伝えた。

 中国水産科学研究院の張顕院長によると、03年8月に立件した南鋒号プロジェクトは、05年2月に第一段階の設計が完成し、7年の歳月をかけようやくお目見えした。この調査船は充実した機能、先進的な調査手段、優れた実験プラットフォームを誇る、中国で最も先進的な漁業科学調査船だ。総トン数1537トン、船長66.66メートル、船幅12.4メートル、航続力8000海里、航続日数60日、無限航区,最大航速14ノットで、航行力があり、波浪に強く、復原力が高く、操縦がしやすい。遠洋の海の状況にかまわず航海と調査活動を行うことができる。

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