2010年08月16日-08月20日
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新疆 10年以内に中国最大の石油・天然ガス生産基地を建設

2010年08月16日

 新疆ウイグル自治区克拉瑪依(カラマイ)市で11日-13日、「第1回カラマイ情報化イノベーション国際学術フォーラム」が行われた。
中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ、以下「中石油」)の王宜林・副総経理は同フォーラムに出席し、「中石油は今後10年間で新疆に▽中国最大の石油・天然ガス生産基地▽重要な石油精製・化学工業基地▽石油貯蓄基地▽エンジニアリングサービスのサポート基地▽国外の石油・天然ガス資源の導入と利用に向けた重要ルート--を建設していく」と述べた。「新華網」が13日に伝えた。

 王副総経理によると、中石油は今後、投資と政策によるサポートを強め、新疆における石油・天然ガス生産当量を年間2000万トンに、カラマイの石油精製規模を1000万トンに高めていく。また、独山子(マイタグ)の1000万トン製油・100万トンエチレンプロジェクトの安定した生産を目指していく。

 新疆地区はこれまでずっと、中石油の戦略において重要な地位を占めてきた。中石油のここ30年間における新疆への投資額は3000億元を超え、原油年間1800万トン、天然ガス年間230億立方メートル、原油加工年間2000万トン、エチレン年間120万トンの生産能力を形成した。

 現地の統計データによると、新疆では09年末現在、石油30億トン、天然ガス1兆3千億立方メートルの埋蔵量が確認されている。

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