上海市はこのほど、「上海が推進するクラウドコンピューティング産業発展行動プラン（2010-2012年）」を発表し、総投資31億2000万元のプロジェクトをスタートさせた。「科技日報」が25日伝えた。
「雲海計画」によると、上海市は3年でクラウドコンピューティング産業における「10、100、1000」の発展目標を実現する計画だ。「10、100、1000」発展目標とは、年間営業収入1億元以上のクラウドコンピューティング技術・サービス関連企業を10社育成するほか、都市管理、産業発展、電子政府、中小企業サービスなどの分野で10のクラウドコンピューティング・モデル・プラットフォームを建設し、ソフトウェア企業や情報サービス企業100社のクラウドコンピューティングへのサービス転換を進め、情報サービス業に１000億元の新規営業収入を創出し、上海に全国クラウドコンピューティング技術・サービスセンターを建設すること。
クラウドコンピューティングは、中国が外国企業の技術障壁を突き破り、ハイテク産業を発展するのに重要な戦略的意義をもつ。「中国のクラウド」がいかに世界をリードするかは、各企業の努力だけでなく、政策を打ち出す政府の基本的な役割にかかっている。そこから中国の特色を生かしつつ、独特のビジネスモデルを確立した中国のクラウドコンピューティング産業体系が構築される。