2010年08月23日-08月27日
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中国人科学者 野生イネのゲノム枠組み図を作成

2010年08月27日

 中国科学院がこのほど明らかにしたところによると、中国科学院昆明植物所の高立志研究員率いる研究チームはこのほど、野生イネに対するゲノム解析・組み立て作業を行い、野生イネの全ゲノム枠組み図を完成させた。ゲノムマップは世界の最新基準に達している。人民日報が27日に伝えた。

 中国の科学者が野生イネの全ゲノム配列解析を行ったのは初のことであり、ヘテロ接合性の高い野生イネの全ゲノム枠組み図が完成されたのは世界初となる。

 高研究員率いるチームには、植物遺伝資源、ゲノミクス、バイオインフォマティクスなどの専門家が集まっている。同プロジェクトは1年間をかけ、次世代高性能配列解読装置および、高性能超演算子に基づくバイオインフォマティクスによる分析を運用して行われた。現在、プロジェクトチームは野生イネのさらに詳しいゲノムマップの制作を行っている。

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