2010年09月01日-09月03日
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月面の地名に初の標準中国語訳

2010年09月03日

 月面探査や科学研究、社会的応用の必要から、使用上の混乱を避けるため、月面の地名の標準化を図ろうと、民生部は468の標準中国語訳語を発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が2日伝えた。

 国際天文学連合(IAU)が発表している9000以上の月面の地名のうち、重要な地名は1900余りで、残りはそれから派生したものだ。関係する言語が多岐にわたり、言語現象が複雑なため、国内の研究・応用分野では月の地名の使用に混乱が生じていた。

 民生部区画地名司の担当者によると、月面の地名の標準化は地名の国家標準化と国際標準化の重要な内容で、国連地名標準化会議(UNCSGN)は宇宙探査の全人類にとっての重要性を考慮し、各国に天体の地名の標準化を要求している。これを受け、「国務院地名管理条例」で相応の規定がなされ、国務院地名管理の担当部門である民生部が、世界共有領域の地名の中国語訳と中国に関係する地名の命名作業を進めている。

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