上海は発展加速のため、中国人材の国際化を進める一方で、このほど「上海市の海外ハイレベル人材募集計画実施に関する意見」を正式に打ち出し、上海の海外ハイレベル人材招致計画「千人計画」をスタートさせた。今後5年から10年間をかけて、国家重大戦略と上海の重点発展戦略目標における人材ニーズに基づき、必要とする海外のハイレベル人材を募集していく。また、条件にあった企業、大学、科学研究機関、園区では、市級海外ハイレベル人材イノベーション創業基地を20-30カ所建設し、海外ハイレベル人材の創業プラットフォームを打ち立てる。「中国網」が6日に伝えた。
「上海千人計画」で募集する人材は、以下の3タイプに分けられる。
（１）重大特定項目、重点革新項目、重点学科と重点実験室、プロジェクト（技術）研究センター、プロジェクト実験室、イノベーション創業基地などを通じて、重大な発明または技術イノベーション能力を有し、要となる技術を攻略し、戦略的な新興産業を育成し、ハイテク産業を発展させ、新興学科の発展をけん引することのできるイノベーション創業人材を重点的に募集・サポートしていく。
（２）ハイテク産業化の9分野をめぐり、核心技術を把握し、知的所有権に関する戦略や関連業務に長け、自主イノベーション能力を高め、知的所有権を形成し、知的所有権の価値を最大限に高めることのできる海外のハイレベル人材・科学技術創業リーダー、イノベーションチームを重点的に募集・サポートしていく。
（３）「4つの中心（上海を国際的な経済、金融、貿易、水上運輸の中心とする計画）」の加速と現代化国際都市の建設に向けたニーズに基づき、国際金融、水上運輸、貿易、経済分野のハイレベル人材および、世界的に知名度のある文化・芸術大家、クリエイティブ人材を重点的に募集・サポートしていく。