2010年09月20日-09月24日
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中国 建設中の原発規模が世界最大の国に

2010年09月21日

 国家エネルギー局の張国宝局長(国家発展改革委員会副主任)は20日、原子力発電発展ハイレベルフォーラムに出席し、「中国の原子力発電事業はここ数年、良好な発展を見せており、国務院はこれまでに原発ユニット34基の建設を認可、設備容量は3692万キロワットに達した。うち、すでに建設が始まっているユニットは25基、2773万キロワットに達し、建設中の原発規模が最大の国家となった」と述べた。「新華網」が20日に伝えた。

 張国宝局長はフォーラムにおいて、原子力発電の発展が「過熱」しすぎることを厳重に防ぐと共に、しっかりと計画を行っていくことを強調した。また、「嶺澳原発2期・1号ユニットが順調に発電をスタートしたことで、原発ユニットの設備容量は数年間にわたる停滞期に終わりを告げた。今後は毎年一定数の原発が稼動をスタートする計画だ。国家原子力発電中長期発展計画で確定された4千万キロワット計画目標は、4年-5年前倒しで実現する見込みだ。嶺澳原発2期・1号ユニットが稼動し、秦山2期拡張工事3号ユニットの初送電が成功したことは、中国の原子力発電が現在、収穫の時期に入っている事を表している」と述べた。

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