2010年09月27日-09月30日
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中国、新たな極地調査船を建造へ

2010年09月27日

 国家海洋局極地調査弁公室の曲探宙主任は、このほど行われた2010年中国極地科学学術年会において、中国が現在、極地科学調査船「雪竜」に続く新たな極地調査船(破氷船)の建造に向けて準備を進めていることを明らかにした。すでに初歩的な設計段階に入っており、各業務が秩序立てて行われているという。「新華網」が26日に伝えた。

 計画によると、新たな破氷船は2011年に建造がスタートし、2013年から使用が始まる予定。新たな破氷船と「雪竜」は、国内の海洋調査船・大洋調査船と協力し、様々なミッションに対応した現代的な科学調査船隊を組むことができる。

 新たな破氷船は「共同設計、国内建造」という形式で建造される新たな破氷船は8千トン級で、破氷能力は1.5メートル、航続距離は1万8千海里、最大乗員は90人、最高航速は16ノット、抵抗できる風力は最大で風速52メートル、マイナス35度までの環境に耐えられる。船上には小型ヘリコプター1機を搭載している。

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