設置が完了した月探査衛星「嫦娥2号」とロケットは26日、2回目の検査を終えた。ロケットへの燃料注入が終われば、あとは点火・打ち上げを待つのみだ。
西昌衛星発射センターは40年間の歴史を持ち、これまでに59回の打ち上げ任務を行い、57基の衛星を宇宙に送り込んでいる。「嫦娥2号」の打ち上げ任務が目前に迫り、同センターのスタッフは、「もしアクシデントがなければ、嫦娥2号は10月1日にここから打ち上げられるだろう」と自信ありげに語った。
西昌はここ数日、曇りと雨の天気に見舞われているが、「嫦娥2号」は各界からの注目を大いに集めており、参観に訪れる人が後を立たない。
衛星とロケットが一体化した「嫦娥2号」の衛星発射台はすでに準備が完了し、打ち上げに向けたカウントダウン段階に入っている。ロケットに燃料を注入すれば、後は点火・打ち上げとなる。
西昌衛星発射センターのスタッフによると、打ち上げ前には3回の総検査が行われる。1回目は衛星システムに対する検査・測定、二回目はロケットシステムに対する検査・測定、3回目は打ち上げのリハーサルだ。これは、「嫦娥2号」の打ち上げがカウントダウンに突入したことを意味する。