2010年10月18日-10月22日
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通信衛星「キン諾6号」 知的所有権の取得率は9割

2010年10月27日

 中国衛星通信公司の姚発海・副総経理はこのほど人民網にゲストとして訪れ、通信衛星「キン諾6号」は、知的所有権の取得率が約9割に達しており、中国の通信・放送衛星分野における最新技術を代表するものだと述べた。人民網が25日に伝えた。

 「キン諾6号」の知的所有権について姚副総経理は、「キン諾6号は完全に中国が独自開発したものだと言える。ただ、この大工業時代において、いくらかの部品を外部から調達するのは避けられない。調達の割合は約10%か、それより少し多いだろう」と述べた。

 また、「キン諾6号」の通信衛星分野におけるレベルについて、姚副総経理は、「キン諾6号は中国の通信・放送衛星分野における最新技術を代表するものだ。キン諾6号は30以上のコンバータを搭載し、設計寿命は15年に達している。また、信頼度などの指標もキン諾3号と比べると大きく向上した。キン諾6号を代表とする衛星プラットフォーム『東方紅4号』の開発は、現在における中国の最高レベルを代表するものだと言えるだろう」と述べた。

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