2010年10月18日-10月22日
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クラウド革新基地が上海に設立 百度などが入居

2010年10月27日

 上海市クラウド・コンピューティング革新基地が26日、上海楊浦区に設立された。上海市は地域一体でハイテク技術の産業化を推し進め、クラウド・コンピューティング産業集積地域の建設に向け本格的な段階に入ろうとしている。

 上海市クラウド・コンピューティング革新基地はクラウド・コンピューティング関連の新規事業育成支援や加速器、本部基地、人材育成基地といった4つの産業機能を果たし、上海および全国のクラウド・コンピューティング産業の集積地を目指す。すでにEMC中国やカスペルスキー上海実験室、百度(バイドゥ)上海公司、天雲科技などの企業が入居しており、2015年までに300社以上からなる産業チェーンを形成し、生産高150億元を目指す。

 クラウド・コンピューティングは各業界の技術と効率を高める重要な手段とされ、上海のソフトウェア産業や情報サービス業の成長を倍増する役割を担っている。上海市経済情報化委員会によると、今年1-9月期の上海の情報サービス業の経営収入は前年同期比19.2%増の1879億元、通年では2500億元に達する見通し。

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