2010年11月01日-11月05日
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モノのインターネットが都市化の問題を緩和

2010年11月02日

中国工程院主席団の徐匡迪名誉主席は先月31日、上海万博ハイレベルフォーラム「情報産業とデジタル都市」で、「中国は現在急速に都市化が進んでいる。モノのインターネット技術の応用が、急速な都市化に共通する問題を緩和する手助けになる」と述べた。新華社上海支局が伝えた。

中国の都市化は世界が注目している。この30年で中国の都市人口比率は22%から46.7%にまで伸びた。2020年までに都市人口は8億4000万人に達すると予測される。

その一方で、急速な都市化にともない、大都市は共通の難題に直面している。エネルギー需給問題、交通渋滞の深刻化、物流の組織と効率、高度医療サービス方式の応用、省エネ・環境保護などはいずれも都市化がもたらした課題といえる。「これらの問題は計画・建設・管理の角度から全面的に考慮しなければならない。モノのインターネットは技術的な角度からこれらの問題緩和に役立つ」と徐氏は指摘する。

インターネットがバーチャル世界の橋渡しとすれば、モノのインターネットは実体的な物理世界を結びつけ、都市管理の効率を著しく高める。

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