2010年11月01日-11月05日
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国内最大出力の天然ガスエンジンが開発

2010年11月02日

無錫市科技局は1日、一汽無錫ディーゼル・エンジン工場でこのほど、国内最大出力の天然ガスエンジン「CA6SN1-42E4N2」が初めて点火され、400馬力以上の大出力天然ガスエンジンの空白が埋まったと発表した。同工場の銭恒栄工場長は、今回の成果は企業が政府の省エネ・CO2排出削減、エネルギー構造の戦略的調整に応じ、科学技術革新がもたらした重要な成果だとし、一汽は世界の大型天然ガストラック市場に参入する新たな競争力をつけた、と国際市場への参入に意欲を示した。2日付「科技日報」が伝えた。

プロジェクトの責任者によると、「CA6SN1-42E4N2」は最大出力420馬力、国産の大型トラックのエンジンに匹敵し、新疆、内蒙古、山西など天然ガス資源の豊富な地域に導入されている。継続走行距離1000キロメートル、先端技術を採用し、経済的で低炭素排出、信頼性・耐久性が高いという特徴がある。ディーゼルオイルよりも経済的で環境にやさしい天然ガスを燃料とし、燃料コストは100キロで30%カット。同出力のディーゼル・エンジンよりも一酸化炭素の排出量が90%、二酸化炭素の排出量が20%低い。

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