2010年11月01日-11月05日
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科学技術発展の基本構想 次期5カ年計画

2010年11月03日

科学技術部の万鋼部長は1日、「第12回中国科学技術協会年次総会」の開幕式で、「第12次5カ年計画(2011-2015年)」期間中の科学技術の発展は五原則と基本構想に従うと述べた。2日付「科技日報」が伝えた。

五原則とは、▽革新の方向性を堅持▽需要牽引を堅持▽国全体の利益と個人の利益とを考慮し、政府の誘導と市場メカニズムの役割、国内外の資源、科学技術と管理の革新を統一的に計画する▽人間本位を堅持し、国民生活の改善を根本的な出発点および終着点とし、革新的な人材グループと環境づくりを抜本的な任務とする▽今後も飛躍的な発展を堅持し、量の蓄積ではなく質の向上による経済社会の発展推進を革新の原動力とする—こと。

科学技術発展の基本構想とは、第一に、科学技術に関わる重大プロジェクトの実施を加速すること。重大プロジェクトを体制改革深化の突破口とし、市場経済の条件のもと国を挙げた新体制を整え、資源の配置を最適化し、システムの革新を図ることで、大きな進展を遂げると同時に、クリーンエネルギー、深海探査、地下探査といった方面をさらに充実させる。第二に、戦略的新興産業を積極的に育成、成長させること。鍵となる技術と製品の開発・普及・応用を重点とし、市場メカニズムの役割を十分活かして産業構造の調整を促進する。

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